人間の脳の磁場測定を行うための生体磁気計測用の磁気シールドルームです。磁気シールド(パーマロイ)層を多層にするほどシールド性能が高くなります。写真のものは2層ですが、3層、4層・・と多層のものも製造出来ます。磁気シールドの中には人が入りますので、内外装を施して、一般住宅の部屋のように仕上げています。
車椅子の方1人だけでも磁気シールドルームへ出入りすることが出来ます。ボタン操作により磁気シールドルームのスライドドアが開閉します。ドア開閉に連動した昇降機構によりバリアフリーとなります。停電時は手動でドアの開閉が行えます。なお、電動機構はシールドルーム内部への磁気影響がないように磁気遮蔽しています。
特願:2020-171922、2020-179479、2020-188024
内寸:巾2050ミリ×奥行1700ミリ×高2050ミリ
3層シールド構造:パーマロイ2層、銅板1層
電動スライドアバリアフリータイプは、病院などでのストレッチャー使用にも対応します。この磁気シールドルームを大型化して、例えば開発中の自動車や産業機器などの磁気試験を行うためシールドルーム内外への出し入れへの活用も出来ます。